摂食嚥下サポートチーム(SST)

摂食嚥下サポートチーム(SST)

摂食嚥下チームの概要

摂食嚥下機能障害のリハビリテーションを多職種で構成されたチームです。様々な観点から患者様の回復に携わっていくチームです。

それぞれのチーム

① NST委員会

患者様に最適の栄養管理を提供するための栄養サポートチームです。
医師、看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、管理栄養士、社会福祉士、薬剤師などで構成されています。月に1度委員会を行い、各階の情報の共有・対策協議・勉強会を行っています。
また、各階2週に1度、各階でカンファレスを実施し、密な情報対策の共有・対策協議を行っています。

② 嚥下回診チーム

患者様に最適の嚥下訓練や食事形態など提供するためのチームです。
歯科医師、言語聴覚士、管理栄養士、看護師、歯科衛生士、社会福祉士などで構成されています。
月に2度(第1・3・5金曜日)に嚥下障害の患者様に対して、回診を行い多職種で①情報を共有②方向性に応じた対応③リハビリ内容の確認④VE(嚥下内視鏡検査)の実施の有無や時期を検討しています。

VEの実績    2023年 46件
経口摂取移行率 2024年 44.1%

③ 食道疾患チーム

食道疾患患者に対して多職種で嚥下リハビリテーションを提供します。
医師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士で構成されています。
NSTチーム・嚥下回診チームと連携し、多方面から情報の共有・協議を行っています。
対象疾患)食道癌術後、咽頭・喉頭・食道癌の既往がある方

褥瘡対策チームの取り組み

入院時より褥瘡発生のリスクがある患者様を評価し、どのような車椅子クションやポジショニングが適しているか、さらに栄養状態に関しても多職種で考え、褥瘡対策の診療計画を作成、実施、評価しています。褥瘡を保有する患者や、推定発症率の集計を行い、褥瘡管理委員会内で多職種へ情報共有を行っています。褥瘡を保有する患者様に対して、毎週火曜日に褥瘡回診を実施し、皮膚科医をはじめ、各職種が実際に創部を確認しており、看護師による適切な処置・リハビリでの訓練内容や注意点を共有できるようにしています。
褥瘡リンクナースと看護補助者の知識の向上のため、褥瘡委員会内での勉強会を行い、その内容を各病院で周知を行っています。

活動内容

・褥瘡管理委員会(1回/月)
・看護部褥瘡管理委員会(1回/月)
・褥瘡回診(1回/週)
・褥瘡保有患者の把握、推定発症率、有病率、治療率の集計
・院内発生時、症例報告の実施、情報共有
・褥瘡に関する診療計画書の作成、内容の確認
・褥瘡リンクナースによる勉強会(8回/年)
・エアマットレスの管理、体位変換枕の管理
・褥瘡対策マニュアルの見直し、改訂